第1回人気投票
「ようやく俺たちの出番がやってきたなアル」
「そうじゃな、九郎」
「ああ、俺たち本編でははじめの方に少しと、電話だけだったからな」
「何を言う、汝は妾より1回多く出ておるではないか!」
「まあまあ、そう大差はねえじゃねえか」
「まあ、そうじゃが……。しかし、アヤツが本編に登場するとはな」
「エンネアか?このSSの設定では俺の義妹って事になって」
「天誅!」
「ぐほぉ!」
私の蹴りで派手に吹っ飛ぶ九郎さん。
「だれじゃ!」
「まあ、謎の人物としておいてください。それより、いくら人気投票で本編から離れているとはいえ貴方たちはこの世界の住人なんですから、不当な発言はやめてください」
「む!まさかお主は」
「ストップ!アルさん。それ以上言ったら如何なっても知りませんよ」
「う、うむ」
「お、九郎さんが起き上がってきたようですね」
「おい!いきなり何しやがるんだ!」
「何じゃないですよ!いきなりこの世界を壊すような発言をしたからですよ」
「いつだ!」
「さっき、九郎さんの義妹の説明の際に」
「あ!」
「わかってくれましたか?九郎さん、いくら番外編で、アナタがお気に入りのキャラクターでもこの世界(SS)自体を壊す発言はいただけません」
「ああ、すまなかったな」
「まあいいでしょう。次からは気をつけてくださいね」
「しかし、一つ聞きたいんじゃが。エンネアの奴が本編に出ておるが他のノーデンスの連中が出て行く予定はあるのか?」
「いえ、アルさん。聖杯戦争中はこれ以上、冬木市にノーデンスの人たちは来ませんよ(たぶん)」
「そうか、妾の出番は無いのじゃな」
「まあ、そのお詫びにこうして番外編の司会を、務めてもらおうと思ったわけですし、それで勘弁してくださいよ」
「まあ、そうだなアル。呼ばれたからにはきっちりと司会を務めるか」
「そうじゃな、九郎」
「では、第一回人気投票についての説明に移ろうか」
「って、アルさん。裸Yシャツにメガネをつけようとしないで普通の格好でお願いします」
「そうか……。ではまず、いわずと知れた本編Fate/open the demonbane からだ」
「個人投票。これは俺やアルといったFate/open the demonbaneに出てきたキャラクターに対して投票するものだ。1人10票で同じキャラに全票入れてもよし、バラバラに分けてもよしって事になっている。要するに俺に10入れても良いし、俺に5アルに5入れても良い、10人に1票づつ分けて入れても良い訳だ」
「ええ、全然要約していなかった、九郎さんのお言葉でした」
「うっせえよ!」
「妾の番じゃな。今度はペアー投票!Fate/open the demonbaneに出てきたキャラクター2人を選んで投票する。例えばアル×九郎、士郎×エンネアと言った具合にな。まあ、カレン×バゼット、凛×桜みたいにコンビとしての投票も受け付けておる。これは1人5票でお主達の自由な発想のコンビにするも好し、手堅いカップリングを狙うも好し、好きに決めるがよい」
「と、まあこんな具合でいいのか?つ」
「ストップです。九郎さん! まったく……。投票の説明の仕方については、まあこれで良いでしょう、本命は結果発表のときですし。気をつけてくださいね、九・郎・さ・ん」
「あ、ああ……。それじゃあ、次にいくぞ。Fate and Zeroの個人投票とペアー投票だ!まあ、さっき説明したのと対して違いは無いな。対象がFate/open the demonbaneのキャラクターからFate and Zeroのキャラクターになる位で、投票数にも変化無しだ!」
「では、投票方法についての説明に移るとするか。投票期間は2005年12月27日〜2006年1月2日の7日間と言うことになっておる。応募方法はBBSに直接書き込むか、メールで送ってくるかの2つにしておる。不明な点は同様にBBSに書き込むかメールを送るようにと言うこと……以上」
「大十字 九郎と」
「その所有物アル・アジフが」
ゴン
「ええ、一部不当な発言がありましたので、アルさんには退場してもらいました。では、投票結果を心待ちにしながら今回の番外編を終了させていただきます」
「ひでぇ」
「何か言いましたか?九朗さん」
「い、いや。何も言ってないぞ!」
「そうですか。まあ良いでしょう」